Thursday, October 12, 2006

フルーツの正しい食べ方?

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フルーツはお腹が減っているときに食べるのが正しい。食後ではなくて食前。

え!なんで?と思ったのは私だけでしょうか。今日会社で「正しいフルーツの食べ方」と題したグループメールが回ってきました。

本当かどうか知りませんが、フルーツは他の食べ物よりも消化が速いので、食事の後に食べると他の食べ物がフルーツの消化を妨げ、胃の中で酸化して(要は腐る)しまうのだそう。逆にお腹が空いている時に食べると、ビタミンや栄養が一気に吸収され、デトックスの助けになるとのこと!フルーツは健康によいので頻繁に食べたほうがいいけれど、食べ方を間違えると意味がありません、だそうです。調理したフルーツも栄養ゼロ、だそう。味だけだって。ホント?

朝食にフルーツを食べるのはグッド。でも夕食の後のデザートとしてはペケということになります。うーん、今まで食後に食べることが殆どだったなぁ。

そのメールには「多くのアメリカ人はフルーツをデザートとして食べますが...」というくだりがありましたが、日本人もそのはず。

Should there be a code of ethics for food?

ああ、ブログ機能を模索していたら、すっかりこんな時間になってしまった。ページ自体のデザインはテンプレートを選べばいいのだけれど、その後細かく設定を変えるとなると、XHTMLのコードを書かなければいけないのだ。めんどくさーい。某大学○南×沢キャンパスで一年目の必修だったC言語のクラスを思い出す...。

日記をちゃんと更新する時間がないので、今日はアメリカのオーガニックフードとフェアトレードコーヒーについての記事のリンクを貼っておきます。日本でもオーガニックフードの成長は著しいと思いますが、アメリカでも健康志向、動物・自然愛護系の人々中心に急速に人気を集めています。

フェアトレードコーヒーとは、スタバでも見かけられますが、途上国にある農場から直接コーヒーを買い、農場(及びそこで働く農民や労働者)により多くの利益がいくことを目的としたビジネスモデルです。コーヒー(カカオやお茶等も)はいわゆる未加工農産物Commodityとして扱われるので、農場で付加価値を付けるのが非常に難しく、利益は殆どブランドを所有する先進国の企業に渡るのが普通で、更に複数の仲買人や業者が仲介するので、そこでもマージンを取られ、農民は最低賃金以下の賃金でこき使われることが少なくありません。

下記の二つの記事は英語です。ごめんなさい!

雑誌Business WeekのThe Organic Myth(オーガニック神話):人気が出てきたために、生産が追いつかないオーガニック食品。会社側の選択肢としては(1)あくまでもオーガニックを突き詰めて、生産できるだけ生産し、少量にとどめる、(2)アメリカ国内で大量生産する方法を考える、(3)海外(途上国)から調達する、があるようです。どの選択肢も現実的かつ持続的な「オーガニック」戦略ではないかも?という疑問を投げかけている記事です。

新聞Financial TimesのThe bitter cost of‘fair trade’coffee(フェアトレードコーヒーの苦い味):フェアトレード商品として売られている製品の中には、その基準に満たしていないものが沢山あるという話。フェアトレードとしてきちんと認定するのは、今の状態では根本的に無理なのではないかとという問題提起です。

どちらも根本にある問題を解決しない限り、よい結果が長期的に生まれないだろうなぁ、と思わせる話題です。むずかしいですね。皆さん、どう思います?

Tuesday, October 10, 2006

Hotel Sarojin in Thailand


今年の7月に泊まったタイのホテル・サロジンが、アメリカのコンデ・ナストという旅行雑誌の10月号の表紙になっていた。昨日本屋でたまたま見かけて、あれ~、見たことあるような?と手にとってびっくり。中にも数ページ写真がでかでかと載っていた。なんかうれしい。

このホテルは2004年年末に津波に襲われたカオラックという海岸にある。タイで津波被害が一番ひどかったところだ。57軒あったホテルの中で、無傷だったのは一軒だけ。私たちが遊びに行ったときは、まだ3軒しか開業していなかった。他にも数軒工事を着々と進めているところも見かけたので、ハイシーズンの冬にはもっと賑やかになっていることだろう。

賑やか、とはいっても、プーケットの喧騒(といいつつ、ダウンタウンは行ったことない(-_-;))とは比べ物にならないほど静かなので、のーんびりしたい人にはお勧めです。プーケット空港から一時間ほど北に走って是非カオラックへ!ホテルも最高です。特にカップルにお勧め。ファミリーは近所のル・メリディアンへどうぞ!

Monday, October 09, 2006

Akeelah and the Bee

今日はコロンブスデーなので、会社はお休み。コロンブスがアメリカ大陸発見をした日を祝うのってちょっと変だよなぁ。「発見」って原住民がずっと住んでたじゃん。しかも「発見」されたおかげで、Native Americanは壊滅状態。更にインドに着いたと思って、インディアンと呼び名が付いたって、どういうこと?!と思いつつ、お休みはありがたくいただいておきます。今日はNetlixで借りたDVDを見た。

"Akeelah and the Bee"という映画。日本でも今年公開されているはず?日本名がわかりませんが。Akeelahはアキーラという発音で、ロサンジェルスのサウスセントラル(貧しい地域)に住む黒人の女の子の名前(明ではありません)。Beeはミツバチではなくて、Spelling Beeという単語のスペルコンテストのこと。めちゃくちゃ難しい英単語を子供(小学生高学年~中学生位まで)がスペルしなければいけない大会です。一人一人マイクの前で、その場で出された単語のスペルを答え、一つでも間違うとその場で脱落。最後まで残った人が勝つ。

全国大会はScripps National Spelling Beeと呼ばれ、毎年予選を勝ち抜いた生徒たちがワシントンDCに集まるらしい。どうやらESPN(アメリカスポーツチャンネル。スポーツ好きにはなくてはならない存在)で中継されるんだそうだ!何でそんなものがテレビ中継?!と思っちゃうんだけれど、これが熱中してしまうらしい。はっきり言って全国大会ともなると、問題の単語がぜーんぜんこちらには理解できませんが、チャンスは一回なので、はらはらどきどきしながら、子供を応援する羽目になるのです。映画を見るときっとわかります。

映画の内容は、記憶力が抜群だけれど、なんだか学校にも溶け込めないし、冴えないアキーラがひょんなことからスペリングビー大会予選に出ることに。複雑な家庭・社会環境に囲まれ、貧しいがために学習機会に恵まれていないのだけれど、周りの人に助けられながら頑張るヒューマンドラマです。家族にお勧め?アメリカではスタバがスポンサーになっていたらしく、春先大々的にお店で宣伝してました。

映画の中で「私なんて絶対無理」と弱気な彼女に、コーチを買ってでた黒人教授が引用した言葉(カッコ内は映画の中では引用されていないオリジナルの部分です):


Our deepest fear is not that we are inadequate.

Our deepest fear is that we are powerful beyond measure.

It is our light, not our darkness that most frightens us.

We ask ourselves, 'Who am I to be brilliant, gorgeous, talented, fabulous?'

Actually, who are you not to be?

[You are a child of God.]

Your playing small does not serve the world.

[There is nothing enlightened about shrinking so that other people won't feel insecure around you. We are all meant to shine, as children do.]

We were born to make manifest the glory of God that is within us.

[It is not just in some of us; it is in everyone.]

And as we let our own light shine, we unconsciously give other people permission to do the same.

[As we are liberated from our own fear, our presence automatically liberates others.]

By Marianne Williamson


この文章はMarianne Williamsonという人の精神的・宗教的な本から引用されているようです(だからGodという言葉が)。オンラインで調べたら、南アのネルソン・マンデラ氏が大統領に就任したときのスピーチにも引用されたとか、彼が書いた文章だとか、という誤った情報が巷にあふれているそうで、映画の中にも確かそういった流れで紹介されたよう気がする。

どっちにしろ、神を信じる信じないは別にして、よい言葉ではないでしょうか。自分自身の可能性を恐れるな、ということです。

カリフォルニア国

さて気を取り直して、優等生でないカリフォルニアに関するニュースのお話。どうやらシュワルツネッガー知事が、州の年金基金(徴収したお金を色々なところに投資して運用をするPension Fund)がスーダンで活動する企業に対する投資を行うのを禁止する法律にサインをしたそうだ。長引くダルフール紛争・虐殺に対する反対の一票だ。先月はグリーンハウスガス(温室効果ガス)の排出量を1990年レベルに抑える(25%削減)法律も採択。

ブッシュ政権が、温暖化現象に関して何もしていない、スーダン対応策もなかなか具体化できていないのと対照的だ。シュワちゃんはブッシュと同じ共和党だけれど、リベラルなカリフォルニア市民&民主党に囲まれているので、カリフォルニア色を出しているのでしょう。公に連邦政府を待ってなんかいられない、というような発言もしているようだ。

カリフォルニアはアメリカの中でも皆が認める変わり者。変だというより、我が道を行く州だ。カルチャー的にも「カリフォルニアは違う」という認識が多くのアメリカ人にあると思う。天気がいいからなのか、海岸に近いせいなのか、かつてパイオニアと呼ばれる人たちが開拓したからなのかは不明だけれど、7年住んで確かに違うと思った。あの違いがシリコンバレーのようなIT起業文化を生んだんだろうなぁ、とちょっと納得した覚えが。

カリフォルニアのGDPはアメリカ、日本、ドイツ、英国、フランス、イタリア、中国(香港除く)に次いで世界第8位(2003年のGDPでは第6位)(注)。経済規模がめちゃくちゃでかいのである。だから自分の好きなことができるという利点があるのかもしれない。今回もイギリスのブレア首相と直接温暖化対策で連携を組むらしい。頑張れ、カリフォルニア!

(注)参考資料はこれ。文頭でリンクを張った記事には第五位と書いてあるが、きっと古い情報だろう。GDPの計り方によっても変わるはず。

Crazy North Korea....

CNNで北朝鮮が核実験を実施したことを知った。あー、やっちゃった...。ああこわ。コメンテーターは日本が核装備をする可能性について語っていた。

どうなるんでしょうねぇ。テポドン実験の時も大した対応は取っていなかったから(特に日本を飛び越えたとき)、今回も結局思い切ったことはしないような気が。良くも悪くも思い切ったことはしない優等生日本。信念を貫いているというか、国全体に安全保障に関しての意識も著しく低い(平和ボケ)のが原因?もうちょっとしっかりしてほしいなあ。この実験で一番危険を感じなきゃいけないのは日本なんだけどね。

とりあえず韓国と中国を説得するのが先決か。大々的に経済制裁をするにしたって、国連安保理で今まで通りに中国(&ロシア)に反対されたらおしまい。

日本のテレビの報道が気になるなー。

あ、イランはどうなるんだ。